お部屋を選ぶ時は間取りや家賃だけみていませんか?女性の一人暮らしでは、安全に配慮した物件選びが必要です。
具体的にどんな物件を選べば良いかのアドバイスと、日々の防犯対策の最新情報をご案内しますね。
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安全な物件選び1階より2階のほうが安全?
1階より2階の方が侵入しにくく安全ではないか、と良く言われますが実際はどうなのでしょう?セキュリティ会社や警察のデータからわかったことは?。
結論から言えばそれほど差が無いとのことなのです。
窓からの侵入の場合はちょっとした足がかりが有れば、2階でも簡単に侵入可能であるとのこと。また屋根から侵入するケースもあるのです。
警察等のデータでもこれは同様に立証されており、集合住宅で3階以下が侵入犯罪全体の8.9%ですが、4階以上でも7.3%とほとんど差がありません。
そして、玄関からの侵入は1階2階全く関係なく侵入できるので階層の違いで安全だということは言えません。
「ワンドアツーロック」など昔から言われていますが、一つの出入り口、窓・ドアには備え付きのものだけでなく補助鍵で補強するのも有効です。窓・玄関両方に防犯対策が必要ですね。
また、最近は一人暮らしに配慮した賃貸物件も出てきました。TVドアホンなどホームセキュリティ付きマンションと呼ばれるものです。
新築では家賃に数千円から1万円位差が出てくるものもありますが中古物件ではさほど差がありませんが大手マンション会社系列では管理費に加算される物件もでてきています。
しかし、自費で導入するより建物全体で防犯意識の高い物件を選ぶ価値は大いにあるでしょう。
自費でマンションにホームセキュリティを導入すると手軽なプランでも3000円からですが、初めからセットになっているのなら家賃+安心代としてはリーズナブルな金額です。
どんな箇所に注意して物件を選んだら良いのか、また日々の防犯対策について以下に個別にご紹介しますね。
オートロックは不審者をシャットアウトできるか。
昔は高級マンションにしかなかったオートロック。でも頼りすぎは禁物です、意外に危険な場合もあります。そのご注意点をご紹介。
オートロックは当然ですが、入居者がOKすればだれでもオートロックが解除されて建物内に侵入できます。
極端な言い方をすれば一人が間違ってオートロック解除したり、同じ建物内に協力者がいれば簡単に建物内に侵入したりできるということです。
玄関のカギうっかり閉めずにでても、オートロックがあるので安心などということは絶対ありません。プロはオートロックを解錠する手段も備えており油断は禁物です。
むしろ、オートロックマンションは出入りが日中少ないので侵入者が狙われやすいとも言われており、オートロックを過信することはできません、必ず施錠しましょうね。
防犯カメラと管理人常駐マンションについて
建物の内外、街角に防犯カメラが目立ちます、その効果のほどと建物を見守る管理人について
防犯カメラについてですが最近のマンションには出入り口・駐車場・マンションの裏口など要所には必ず防犯カメラが設置されるようになりました。この、防犯カメラの効果はどの程度なのでしょうか。
カメラ設置業者さんのホームページからでは、防犯カメラ設置により半径50m範囲での犯罪率が20%減というデータを紹介されていました。侵入罪ではもっと高い防犯率があるとのことです。
しかし、侵入するのはプロですから防犯カメラありきは周知のことでしょう。ネットワークを解除、具体的には一時でも停電などがあればノーパスで侵入できるのです。
機器だけに頼らず、ある程度大きな集合住宅になりますが、玄関に管理人がいるのは安全ですね。そのお仕事の中には入居者の安全確保や建物の保全も含まれています。管理人はいつも玄関のみいるわけではありません。
建物の巡回、不審物の有無・共有部分の安全管理の為に一日の中で何度も巡回されているのがほとんどです。防犯カメラをチェックして異常がないかどうかも確認されています。
また、いつも通る入居者の方など大体把握しておられますしむやみにセールスなども通しません。
人の目があると言うことは最高のセキュリティです。今時のマンションは管理人常駐が安全性からは1番ではないでしょうか。
今後の防犯はスマート家電IoTが主流にその利用方法とセルフセキュリティについて
「スマート家電lot」ってご存じですか?
自宅の防犯システムを出先のスマートフォンから操作することです、今後主流になるであろうホームネットワークについてご案内します。
防犯として守りたいのは「玄関」「窓」侵入口としてはこの2カ所です。
このホームネットワークでは専用のキットを窓や玄関に設置しておくと窓や玄関が開けられたときにはメール等で外出先のスマートフォンにお知らせされます。賃貸物件でのセキュリティサービスも基本はこれと同様の内容です。
しかし、物件全体で建物全体を見守ってくれているという安心と必要なら駆けつけるというサービスも含まれているものもあります。
入居されるホームセキュリティがどの程度のサービスを提供しているいのかを入居前に確認してくださいね。
物件により玄関などだけしかセキュリティされていない場合はご自分で補強する、セルフセキュリティをお勧めします。
具体的には、ペットやシニア見守りにも多用されているやり方ですが機種変して使わなくなったスマートフォンをネットワークカメラとして利用する方法もあります。
自宅に固定のインターネット回線があり無線ルーターがあることが前提ですが、スマートフォンに有料・無料のアプリをダウンロードして見守りたいお部屋においておくだけです。
ドコモやauとの契約は不要で自宅の無線ルーターにWIFI設定をするだけなので中古のスマートフォンでも簡単です。
また、ネットワークカメラで検索すると最近は1万円以下でネットワークカメラが購入できます。一人暮らしの家に帰宅する前にチェックされれば、不審者が侵入しているかどうかも確認できます。
iPhoneを利用の方であればios10にバージョンアップ後アイコンが増えていることにお気づきでしょう。
家の形をしたアイコンこれはアップルが今回のバージョンアップからはじめた「Homekit」と呼ばれるものです。
家電・カギなどセキュリティをスマートフォンで管理するということを目指しているのです。今後アンドロイド端末でも追随して一般的になるでしょう。
女性向きのセキュリティ対策
セコム・ALSOKなど富裕層だけのサービスではないのです。最近は、一人暮らしやシニア見守りなど個人向けのサービスも充実してきました、リーズナブルな金額も魅力です。
今度は自宅に帰るまでの防犯対策についてです。
暗い夜道、後ろから男性がつけてくる・・・怖い場面ですよね。不審な物音や不安を感じるときなどもありますよね。
こんな時、不安を感じたら携帯している機器のボタンを押すだけでセキュリティ会社へ位置情報が送信され、何かあれば現場に急行してもらえるサービスがあります。
ココセコムという商品ですが月額は900円~3,000円です。(現場急行した場合は別途10,000円が必要)
ALSOKにも同様に「まもるっく」というサービスがあります。機器レンタルプランは2,000円ですがこちらは現場に駆けつけた場合は6,000円。
また、ALSOKは盗撮・盗聴器があるかどうか自宅内の探索まで行うサービスがありストーカー対策にも力を入れておられます。
ちなみに料金は一人暮らしの女性特別料金で設定しておられて1LDKで28,000円位からです。
日々気をつけるべき注意点などがわかる警察の防犯対策
警察庁の「住まいる防犯110番」https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/top.htmlから、より詳細なデータをご紹介します。
住居侵入罪は平均すると1日あたり平均126件も発生しているという怖い数字で驚かされます。
このホームページのデータでは侵入者は必ず下見をして侵入するか、どんな部分を観察しているかという犯罪者のプロファイリングも掲載されています。
また、集合住宅でどんな部分に気をつけるべきなど詳細な注意点が網羅されているホームページです。
一例を挙げると、集合住宅のベランダが隠れ場となり不審者潜み侵入するケースや駐車場から玄関の照明が暗い部分が、防犯カメラの死角にもなり注意が必要など大変為になるページです。
ドア・窓などの具体的な写真が掲載されており、対策しているドアを器具使い開ける動画は見応えがあります。是非、一度ご覧になることをお勧めします。
まとめ
女性一人暮らしの防犯についてご紹介してきましたがどの程度の安心を求められるのかが、最重要です。初めからセキュリティ対策を導入されたマンションに入居された方が安心で手軽だとは思います。
しかし、セキュリティ対策は個々の賃貸物件により、かなりサービスのレベルがあります。家の中は安心でも帰宅途中なども不安がある方も多いでしょう。
また、自宅内でも一般的な防犯よりもう一歩進んだ対策が必要な方も多いのではないでしょうか。そんな時は多少追加料金を支払ってでも、安全を確保する方法も多くあります。
基本は自分の安全は自分で守るしかないものです、この記事が少しでも1人暮らしの安全にお役に立てば幸いです。
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