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部屋探しで失敗しないために抑えておきたい5つの注意点と探し方のコツ

新しい部屋を探したいのだけど、何を基準にして、どう選んだら失敗せずに希望通りの部屋を見つけられるのだろうか?探す前から、こういう不安はありませんか?

やっと見つけた部屋に引越したが、住んでみたら、いろいろ問題があって・・・というのだけは避けたいものです。

部屋探しで失敗しないために、抑えるべき注意点やコツをご紹介します。

目次

まずは条件を整理する

いざ引越しとなると、不安もあるけど新しい部屋に移る場合、普通はワクワクして楽しいはずです。

不安の部分でいうと、家賃や部屋の広さ、住環境など、考えておくべき条件を事前に整理することからおすすめします。

絶対に譲れない優先順位を決める

最寄りの駅から徒歩10分以内で、周りには緑が多く、築10以内の綺麗な物件で、静かで、日当たりがよく、見晴らしが良い部屋。

室内は、お風呂とトイレは別で、エアコン付き、オートロック、2階以上の角部屋で、バルコニー付き・・・希望する条件を挙げれば、きりがありません。

この条件をすべて満たす物件なら、おそらく家賃は大幅に予算を超えることだけは間違いないでしょう。

これでは、いつまで経っても部屋は決まりません。大事なことは優先順位を付けて、絶対に譲れない条件と、そうでないものを分けることです。

まずは必須の条件を決めて、それ以外の条件が合えばラッキーだと思えば、部屋探しはかなり楽になります。

多彩な物件情報をもとに希望の条件を絞り込む

インターネットやスマートフォンの普及で、不動産情報は簡単に手に入ります。

無料の賃貸情報誌などもあります。まずはネットでどういう物件があるのか、希望する条件や、それに近い物件を探してリストアップしてみましょう。

その場合のポイントは、家賃やエリア、最寄りの駅、管理費、部屋の間取りなどです。これらのポイントを確認しながら、できるだけ希望に近い物件をネットでじっくり見てみます。

通常、これらの物件情報は、不動産業者を通して掲載されるので、できるだけ物件数が豊富で、信頼の置けそうな不動産業者のウェブサイトがおすすめです。

大手だから良いとは一概には言い切れませんが、大手は知名度があるだけ周りからの目が光り、企業の社会的責任も大きく、中小に比べると不正がしにくいと考えられます。

多くの物件を取り扱うウェブサイトが効率的

1つの物件情報は、同時に複数の不動産業者が仲介・斡旋するためにネットに掲載できるので、探すときは多くの物件を取扱うウェブサイトを使う方が効率的です。

また、同じ物件でも、不動産業者のウェブサイトには丁寧に更新しているところもあれば、すでに契約済みの物件情報をいつまでも掲載したままの状態が続くウェブサイトもあるので注意が必要です。

電話やメールで問い合わせると、中には、「ネットの情報は更新していないから」「更新が追いつかず、その情報は今は違います」などと、平気で言い訳をする、いい加減な業者もあるので気を付けましょう。

不動産業者のウェブサイトには、時々、「敷金・礼金なし」だとか、「ペット可」などのお得なキャンペーン物件情報を特集したり、人気の駅周辺やエリアのほか、家賃の相場などを一覧でまとめたランキングや希望の条件を入力して検索できるものもあるので、上手く利用すれば部屋探しの大きな助けになります。

中には、「システムキッチンやカウンターキッチン」、「デザイナーズ物件」、「ケーブルテレビ対応」、「ロフト付き」のほか、「女性限定」などもあり、希望する条件に合わせて絞り込みできる機能もあるので、特徴に合わせて上手に利用すれば便利です。

無料の賃貸情報誌を利用する方法もありますが、紙の媒体であることから、どうしても情報の更新は不動産業者のウェブサイトに比べると数週間遅くなりがちですので、新鮮さに欠けます。

部屋探しで問い合わせる際に失敗しない注意点

希望に近い物件や関心のある物件を不動産業者のウェブサイトで見つけたら、次はその業者に問い合わせてみましょう。

その場合に大切なことは、希望する条件を分かりやすく箇条書きで一覧できるように送ることです。

1. 掲載物件だけで選ばないこと

気に入った物件が見つかり、不動産業者に問い合わせる場合、大事なことは見つけた掲載物件だけで即決めてしまわないことです。

不動産業者のウェブサイトに掲載されている物件は、どうしても目玉物件が中心です。

要は一人でも多くの顧客を呼び込むための客寄せパンダなので、ネットで探している顧客なら誰でも同じ考えから、そういう部屋はすぐに契約済みとなることが多くなります。

2. 希望する物件情報の優先順位を伝える

関心のある物件や条件を不動産業者にメールで問い合わせすると、受け取った不動産業者は独自の物件をかなり抱えているので、その中から希望に近い物件情報をいくつか提案してきます。

それには不動産業者のウェブサイトに掲載されていない物件や入手したばかりの最新情報もあります。

この中から、希望する物件があれば、詳細情報を追加でもらったり、日時を決めてから該当する部屋の内見や下見で実際に見せてもらいます。こうすれば、効率的に部屋探しができます。

3. 予算は抑え気味に伝える

問い合わせをする時の注意点は、予算は多少低目に抑えて不動産業者に伝えることです。

これは業者の常として、やはり利益は無視できないので、支払い能力に余裕があると分かると、どうしても予算より高めの物件を紹介します。

ここは契約時の駆け引きなので、予算は低めに伝え、本当に気に入った物件で多少高くても良い部屋なら、思い切って契約すればいいでしょう。

4. 不動産業者にも探してもらう

インターネットなどを使っても、なかなか希望する条件に合った物件が見つからない時は、その道のプロである不動産業者にも探してもらいましょう。

不動産業者のウェブサイトで探すのは、あくまで自分の希望に近い物件です。

掲載されていない中には、似たような条件の物件も結構あるので、業者からも積極的に紹介してもらうのもおすすめです。

本来、それが不動産業者の仕事なので、手際よく、様々な情報を送ってくれるはずです。それで気に入った物件があれば、部屋を見せてもらい、契約すれば合理的な探し方です。

5. 部屋を内見や下見するときの注意点

ようやくお気に入りの部屋が見つかれば、いよいよ部屋を内見と下見です。

チェックするポイントは、部屋の間取りや室内の設備、収納スペース、日当たり、静けさのほか、駐車場や駐輪スペース、ゴミの収集方法が大事です。

そのほかに、周辺環境に関しては、 スーパーやコンビニ、商店などや学校、病院なども、日常的にお世話になるケースが高いのでチェックは欠かせません。

事故物件ではないかどうか (大島てる)

意外に知られていないのが「事故物件」です。自殺や殺人、孤独死など、何らかの事故があった部屋のことを事故物件と呼びます。

この事故物件に関しては、公示サイトを運営し、数多くの事例を知る大島てる氏の情報が参考になります。問題があった事故物件例の上位3つをご紹介します。

1位 嘘をつく人間が最も怖いケース

こういう事故物件の情報は、きちんと公表して説明する義務が、不動産業者にはあります。

これを怠れば、契約違反となり、借主は契約を解除したリ、引越し費用や精神的な慰謝料などの被った損害の賠償を業者に請求することができます。

大島てる氏の情報によると、2008年に横浜市にあるマンションのケースは、死体遺棄現場だったそうです。

問題は貸主側で、この事件を隠そうとして裁判沙汰にまでなったそうです。

2位 同じ物件から立て続けに死者

2006年、東京都内のマンションで、傷害致死事件があったそうです。

2009年には屋上で首つり自殺。2010年には家主の女性が刺殺される事件まで起きたようです。

3位 床下に死体がある事故物件

2015年12月に発覚した事故物件のケースで、京都府内の土地に殺された女性の遺体が業者によって埋められていたのですが、それを知らずに、その土地に家を新築して住んでいたという事案です。

賃貸と異なり、家を新築したような場合は簡単には引越せませんし、被害も甚大です。

 

大島てる氏によれば、最近の事故物件の傾向は、親族間の殺人事件によるケースが増えているということです。

こういうケースでは、分かっていれば普通はタダでも住みたくないものです。

きちんと事前に知らされて、納得した上で気にならず、安く住めのが良い場合は、借主や住人の自由ですが、告知されないと分からケースです。

どうしても心配なら、引越し先の近所に住む方たちに念のために聞いておくことで防げるかもしれません。

おとり物件には釣られないためには?

不動産業者のウェブサイトや賃貸情報紙を利用する場合、鵜呑みにしてはいけません。

これらの掲載情報はスペースの都合で、すべて掲載されているわけではありません。

中には、実際には存在しない物件を客寄せパンダとして掲載し、集客の「エサ」として格安な好条件の物件を載せているケースがあります。これが「おとり広告」で注意が必要です。

おとり広告にはくれぐれも注意する!

おとり広告は、もちろん発覚すれば法律違反ですが、素人が判断するのは難しく、騙されることがないとは言えません。

信じて、わざわざ不動産業者を訪ねれば時間と労力の無駄になるだけではなく、「おとり」ですから来た客には間違いなく売ろうとする物件を押しつけてきます。

これを防ぐには、信用できる不動産会社に依頼するのがベストですが、これが実はそう簡単ではありません。

不動産業者には大手、大手の看板で営業する会社、中小の不動産屋という、大きく3つのタイプがあります。

大手は支店が多く、馴染みの社名で信頼度は高いものがあります。

取扱い物件の数は多いのですが、規模が大きすぎて市場に出ている全物件をきちんと把握することが難しいという欠点もあります。

また、社員数が多いだけに異動や出入りも激しく、地元の環境にあまり詳しくはないという点もあります。

大きな会社だけに固定費がかかるので、売上至上主義的な側面もあるので、営業トークには注意しましょう。

大手の看板で営業する会社は、いわゆるフランチャイズなので、内実は他の不動産会社の物件を扱っているので、あまり良い物件は期待薄ということが多いようです。

中小の不動産屋は地元で古くから営業し、地元には詳しいので意外な掘り出し物が出るケースもあります。

ただ、抱える物件数がどうしても大手に比べると見劣りし、家主側に沿って営業するデメリットもあります。

おとり広告の物件を見分ける方法

実際には、部屋が存在しないとか、部屋はあるが貸すつもりがない、部屋が貸せない状態にある、というのが「おとり広告」の物件です。

通常、おとり物件は家賃の相場より安いのがウリです。希望する部屋が相場より極端に安いと、何か裏や理由があります。

例えば、定期借家契約で釣る手口で、契約する意思を見せると、定期借家契約なので更新はできず、契約満了で退去することになります。

海外赴任などの空部屋を期間限定で貸すような場合で、折角気に入ったので長く住みたいような場合でも、「契約の更新はできないので」と、他の物件を勧めたりします。

中には、建物名があやふやで、詳細な住所の記載がない場合も気を付けましょう。住所があれば、グーグルで地図検索すると、建物や物件の情報まで分かるので、怪しい場合は念のために確かめましょう。

不動産業者に問い合わせると、「下見や内見は店舗まで来てもらわないとできない」とか、「現地で直接の待ち合わせはできません」などと言われるケースも、実は「おとり物件」の可能性が高くなります。

「フリーレント」の物件には要注意

不動産業者や大家が、一定の期間について家賃を負担し、借主は無料サービスとなるケースが「フリーレント」です。

確かに商業物件などでは、長期の賃貸契約をすると、家賃の1カ月か2か月分を無料にするサービスはあります。

ただ、一般の賃貸で、一定期間の家賃が無料になるのは、お得に思えますが、実際には相場より高い家賃を設定しているようです。

これを見破るには、事前にインターネットの賃貸情報や周辺の部屋情報を検索しておけば、家賃相場は分かるので、必ずチェックしてフリーレントに惑わされないように注意しましょう。

初期費用や仲介手数料に気を付ける

時々、「敷金0、礼金0」などの美味しい謡い文句の広告を出しているケースが見受けられます。

これは初期費用が安くても、必ず保証金や解約金など違う項目で請求されます。また、退去時に過大な修理費や清掃費などを取られることになるかもしれません。

不動産業者に払う仲介手数料は家賃の1カ月分が相当ですが、「仲介手数料半月分や無料」というケースがあります。

これも間違いなく業者に何らかのメリットがあります。

キャンペーンなどで実際に業者や家主が負担するなら問題ありませんが、そうでなければ初期費用や他の費用に上乗せしているケースがあるので気を付けましょう。

そのほか、業者が任意で決める事務手数料も曖昧で、こういう業者もできれば避けましょう。

騙されないよう下見でチェックすべきポイント

部屋の内見や物件の下見は、部屋探しで大切なポイントの一つです。

チェックすべきポイントはかなりあるので、疎かにはせず、しっかりこなしましょう。

限られた時間で内見や下見をするには、どうしても限りがあります。時間に余裕があれば、昼と夜、晴れと雨の日に実施すれば大きな外れがありません。

昼と夜では、希望している物件が全く違う顔を見せることがあります。通常は昼に内見するものですが、夜になると隣人が煩いとか、照明が暗いなどの夜でないと分からないこともあります。

下見で近所の様子まで確認するのは現実的には難しいですが、これらは業者の担当者が大半は知っているので遠慮せずに確認しましょう。

また、昼と夜で180度、環境が変わることもあります。昼は静かだったが、夜は近所の店が騒がしかったり、酔っ払いや、近くに消防署があるため、消防や救急のサイレンが頻繁で煩いこともあります。

人通りについても昼は多かったが、夜になるとピタっと止まり、通行人がおらず、帰り道に注意しないといけないケースも珍しくありません。

晴れた日に見た様子が、雨の日には一変する場合もあります。近くの道路は水はけが悪かったり、雨が降り込むなどに注意するため、できれば雨の日にも自分で下見してみましょう。

確かな情報で失敗しない部屋を探しを!

希望の部屋が見つかれば、契約し、後は新居への引越しだけです。

不動産業者と賃貸契約をする場合は、部屋の概要や契約内容を詳しく記した重要事項説明書を賃借人に渡す義務があります。

借主側からの要望や約束なども載せるように業者に要求できます。これで最終的に確認し、納得ができれば契約は万全です。

どうか確かな情報に基づき、ぜひ、失敗しない部屋を探してくださいね。

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