いざ引越しをするとなると、大きな金額が必要になりますね。そして、新しい暮らしをスタートする際にも、まとまったお金が出て行きます。「引越し」と「新しい生活」-
あなたならどちらに費用を使いたいですか?
そう、いちばんの目的は新しい土地で余裕を持って新しい生活をスタートすること。引越しはそのための「手段」ですね。
引越しの料金を少しでも抑えるためにできることをまとめました。あなたに合った方法が見付かりますように。
Contents
スケジュールに余裕を持とう
引越し料金は、距離と荷物の量だけで決まると思っていませんか。実は引越しは、旅行のシーズンと同様で、時期、曜日、時間等により料金は異なってきます。
できるだけスケジュールに余裕を持って日時を設定することが、引越し料金を抑える1つめのコツですよ。
下は、引越し業者に電話で問い合わせる際の例です。
①「○月△日の午前中に引越しをお願いしたいのですが、可能でしょうか」
↓
②「○月の△日から□日の間に引越しを希望しています。
料金をできるだけ抑えたいので、いちばん料金の安い日時を、教えていただけませんか」
①は、「引越しの日時を限定する」
②は、「期間に余裕を持たせて良い日を探す」
お分かりのように、この尋ね方の違いが引越し料金に大きな差を生むのです。
「繁忙期」を避けて「平日」に
引越しは年度始めに集中するため、3月、4月の「繁忙期」は、引越し業者は大忙し。旅行料金がシーズンによって上下するのと同じで、この時期は引越し料金が最も高くなります。
また、「土日祝日」も会社や学校が休みのために引越しが集中します。繁忙期を避けて、平日に引越し日を設定するのが、料金を抑えるコツですね。
日時をフリーに
参考例のように、日程に余裕を持たせておけば、その中で料金の安い日を選ぶことができますね。
ただ、料金を安くする情報について、引越し業者側から教えてもらうことはなかなか期待できません。大切な新生活のためです。
気兼ねせずに料金の安い日時があるか、自分から率直に尋ねてみましょう。
できることは自分でしよう
引越し業者は互いに切磋琢磨し、利用者の負担を減らしたり利便性を高めるために、さまざまなサービスを提供しています。
「荷造り」から「荷解き」まで、何もかも業者におまかせというサービスもあります。多忙や体調等の都合で助かる方も多いでしょう。
しかし、その分料金は格段に上がります。業者に依頼する作業を極力減らし、「できることは自分でする」のが料金を抑える2点目のコツです。
トラックをレンタル
これは運転の得意な方向けの方法です。トラックをレンタルして、自分で荷物を運べば、引越し料金をずいぶん抑えることができるでしょう。
あなた自身、または、引越しを手伝ってもらえる家族や友人が普通免許を持っていれば、総重量「2t」までのトラックを運転することができます。
さらに、平成19年6月以前に免許を取得している場合は、総重量「4t」まで運転可能です。
ただ、トラックはマニュアル車の比率が高いのが特徴。AT車限定の免許でマニュアル車を運転することはできません。
また、トラックの運転は、感覚をつかむのが難しい面もあるので、試運転するなど安全面も考えて利用しましょう。
「赤帽」に依頼
荷物が少ない場合は、個人の事業主が加盟する協同組合「赤帽」への依頼も考えてみましょう。全国各地に拠点があり、約1万人の組合員が加盟しています。
運送は軽トラックやバンなど、専用の軽貨物自動車。引越し業者よりも安価な料金設定で、急な引越しや日時などの細かい要望にも、柔軟に対応してもらえるのが魅力です。
組合員によっては、エアコンの取り外し・取り付けができる場合もあるので、相談してみましょう。インターネットで見積もりを取ることもできますよ。
- 「あかぼうサーチ」http://www.akabou.ne.jp/search/
- 問い合わせ電話0120-400ー111(近くの組合員につながります)
段ボールを調達
引越し業者によっては、段ボールの無料サービスがあるので利用しましょう。もしも、サービスが有料であったりサービス自体がないなら、自分で調達できます。
ホームセンターやスーパーマーケットなど、さまざまな店を訪ねてみると、品出し後の段ボールを無料で提供している場合があるので、ぜひ尋ねてみましょう。
引越し業者を比較しよう
「急な引越しで、スケジュールに余裕がない」「自分で運ぶのも難しい」-そんな場合でも、あきらめないで。
複数の引越し業者に見積もりを依頼して、少しでも安価な料金で引き受けてもらえるところを選びましょう。
インターネットの一括比較サイト
大手の引越し業者は、それぞれウェブサイトで無料見積もりを受け付けていますが、複数の業者を比べる場合は、一括比較サイトを利用すると便利です。
希望日時、出発地、到着地、荷物の量などの条件入力を1度するだけで、複数の業者から見積もりを取ることができます。
比較サイトは数多くあり、「引越し 一括見積もり」で検索すると、さまざまなサイトが表われ、どれを利用すればよいか迷いますね。
注意したいのは「個人情報」です。氏名、電話番号などの情報が比較サイトを含め複数の業者に流れることを留意しておきましょう。
数え切れない引越し業者から、ひっきりなしに電話やメールが届くことにもなりかねません。
- 個人情報の取り扱いについて、しっかり明記している
- 見積もりをしてほしい業者を選択できる
- 連絡方法を選択できる
これらの点に注意して、よく見極めて利用しましょう。
地域密着の小規模業者も
大手に比べて高く思わがちな小規模の引越し業者ですが、良心的な価格設定をしているところが多くあります。
個々の相談にも、柔軟に応じてもらえる場合が多いでしょう。大手の業者を比較するのに加え、お住まいの近くにある小規模の業者を探して、問い合わせてみましょう。
お得なプランを利用しよう
引越し業者を利用する場合、「繁忙期」を避けるほかにも、さまざまな方法で料金を抑えることができます。
この場合は、あらかじめ引越し業者の事情を把握しておくことがポイントとなります。ここでは「単身パック」「混載便」「帰り便」についてご紹介します。
- 内容
- メリット
- デメリット
について、それぞれ表にまとめました。
「単身パック」「混載便」「帰り便」
単身パック | ● 荷物の少ない人向け ● 荷物が少ないほど、料金も安くなる ● 荷物の量が多いと、他のプランの方が安い場合もある |
混載便 | ● 同じ方面の荷物をまとめて運ぶ ● 通常よりも安く抑えることができる ● 他の人の荷物も一緒にまとめるため、日にちがかかる ● 配送日を指定できない場合もある |
帰り便 | ● 荷降ろしを終えて会社に戻るトラックに、載せてもらう ● 通常よりも安く抑えることができる ● 引越し業者の他、物流業者で対応していることもある ● 条件に合う日程があるかは、状況次第 |
まとめ
いかがでしょうか。あなたに合った方法が見付かりましたか。
引越し料金は、情報次第、交渉次第で、安く抑えることが可能です。
できることは自分で取り組んだり、周りの人に協力してもらったり、さまざまな情報を収集することで、安価な引越しを実現して、余裕を持って新生活をスタートしましょう。
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