引越しは大変ですが同居するペットにとってもかなりのストレスを感じるものです。
引越しの移動時や移転先でペットを安全に、安心させる引越し方法をご提案しますね。
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まずはペットOKの物件選びから
以前は賃貸・分譲にかかわらずペット禁止があたりまえでした。
しかし、最近はそのような状況は一転しむしろペット可能を特徴とした物件が数多くでてきました。
これは、他の物件との差別化もありますがそれだけ飼育する方が増えてきたからでしょう。
ペットといっても様々な種類のペットがいますが今回は1番飼育頭数が多い犬・猫を中心にご紹介します。
最近、建てられたペット可能物件の特徴は玄関の横に散歩から帰ってきたペットの足の洗い場などがあったり、壁紙などに抗菌・防臭可能の建築材を利用してりしています。
また、壁材を一枚張りにせずペットが壁を汚す場合を想定して壁下半分を簡単に取り替えられる材質にしていたりと、人間とペットが快適に暮らせるように工夫されています。
こういった物件は普通より若干家賃が高めですが、配慮がある建物なので入居者・ペット両方が安心できる暮らしやすい物件と言えるでしょう。
その他に、駅から遠い・築年数が長く入居者が決まらない物件が差別化を図りペット可能にしているパターンがあります。
この場合の方は敷金が最初から1~2ヶ月くらい多めに設定されている場合が多いです。
理由としてはもともとペット入居を前提としていないために、退去時のクリーニングが高くなる場合がほとんどだからです。
結論としては家賃が高くても気兼ねせずにペット可能物件にするか、条件が少し悪くてもお手頃な家賃の物件を狙うかになりますね。
ペットホテルの上手な利用方法
引越しの時はかなり慌ただしくなります。うっかりペットが逃げ出してなど突発事を避けるためにペットホテルを利用するのもスムーズな引越しのお勧め方法です。
ペットを預けるなら引越し前日からお願いしてせいぜい1泊か2泊程度にしましょう。ペットにとっても何日も飼い主から離れるのは大変なストレスです。
引越し前日からペットホテルに預けて近い場所であれば、新居へ移転しペットの居場所を確保してから迎えに行きましょうね。
他県など遠いところの場合は、やはり前日から預けて引越し荷物をトラックに載せて後は人間が移動するのみという状況で引き取りにいくのがベストです。
ペットからすれば家具が移動されて見慣れない引越し業者さんがどんどん家の中に入ってくるのを警戒して興奮する場合が多いです。犬なら吠えるなどして引越し業者さんにも迷惑がかかります。
引越しが遠距離にわたり、飼い主もペットも一泊を想定されるのなら「ペットと泊まれるホテル・旅館」にしてのんびりしてはいかがでしょうか?
最近は各地ペットOKの宿泊施設も多くそれほど困ることはないでしょう。
ペット預ける場合の注意点としては、なるべくペットの負担を少なくするためにいつも食べているペットフード持参して与えるようにお願いしましょう。
また、ペットのお気に入りのクッションや遊び道具などあれば自分のニオイがついたものがあるととても安心するようです。
ちょっとした心遣いですが、ペットを預かって貰うためには必要な事です。
また、迎えに行く時間が遅れそうなら早めに連絡が必要です。延長料金を要求されることになりますし、引越しは時間がかかるものです。預ける時間はかなり余裕をもってお願いしましょう。
ペットを移動する際の注意点について
ペットを移動する際は車等を利用しキャリーを使われると思います。午前中の引越しならいつもより朝食はかなり軽めにされた方が良いでしょう。
キャリーの中には必ず複数枚のペットシーツを敷き込んで置き、キャリーに入れる前にはかならず用をすませて置かれるのをお勧めします。
また、犬はかならず散歩されるのでリードをお持ちだと思いますが猫は無い方の方が多いでしょう。
しかし、引越しで移動する際はたとえキャリーがあったとしても胴輪かリードの用意をしてくださいね。長時間の移動だとちょっとキャリーからだしてなどという場面もあり、そんな時逃げたりすると大変です。
そして必ず首輪をしてもし逃げたときの為に、連絡先や名前を書いた迷子札をつけておいていただくと万全です。
最近ではペットのみを引越しする業者さんもあります。ちょっとユニークなサービスをしているペット引越し業者さんをご紹介します。
これはペットの引越し専門業者さんですが、付き添いとして飼い主も一緒に車に同乗してもOKというサービスがあるのです。
荷物は引越し業者さんへお願いするとして、引越しされるご自身のお車が無い方もいるでしょう。そんな時にはこういったサービスを利用すると便利ですよね。
あくまでペットが主で飼い主さんを同乗させるという感じがとてもユーモラスです。ペットにとっては不安だけど飼い主と一緒なら1番安心できるお引越しになるでしょう。
酔い止めやサプリメント利用でストレスフリーな引越しを
ペットは車がちょっと苦手という仔もいますが、そんなペット達のストレスを軽くするためのお薬やサプリメントを実際に利用したときの体験も含めご案内しますね。
引越しの移動ではペットを車に乗せてになると思います。
ペットによりまったく平気なタイプもいますし、猫など車に乗っている間中ずっと鳴きっぱなしな仔、私の家で飼っていた中型犬は30分以上乗っていると酔ってちょっとぐったりすることが多かったです。
移動距離が長い場合は1時間に一回10分くらいは外に出してあげてのんびりするなどさせてください。その場合は必ず犬・猫リードをつけて逃げ出さないようにご注意を。
また、やはり車が苦手なペットにはあらかじめ酔い止めを利用するのもお勧めです。獣医さんに相談してください、数百円くらいで処方していだけます。
酔い止めを飲ませ、車にのる3時間前からは食事を控えましょう。たまに吐いてしまうペットもいるからです。その為キャリーの中はしっかり複数枚のペットシーツを引き込んでおきましょう。
そして酔い止めではないのですが、最近ペット向けのサプリメントも多く販売されています。併せてペットフードもストレス用フードなども多く販売されているのをご存じでしょうか。
お薬を飲ませるのが心配であったり、また引越しのペットのストレスを軽減させる為のサプリメントを利用するのも手軽ですね。
私が猫を引越しさせたときですが、移動距離が短時間だったので酔い止め効果というより引越しのストレス対策で利用したことがあります。
私が利用したものはギャバ・テアニンなどを利用したサプリメントでした。3匹のうち1匹が高齢猫で腎障害もありお薬の服用はちょっとためらいがあったためです。
車になれてないペットでしたが3匹とも車内ではおとなしくして鳴くこともなく移動を済ませることができました。
そして、引越し後の様子としては高齢猫の方は引越しについて全く動じず、食欲も衰えず普段と変わらない様子でした。
しかし、一緒に引越しした1歳未満の猫2匹の方はかなりとまどっている様子で、慣れないところで疲れたかなと思い追加でサプリメントを4~5時間後に服用させたところ、2匹ともぐっすり眠り起きてから少しずつですが、やっと水・フードを食べ始めました。
私の家ではもともとかかりつけの獣医さんに相談しており、服用方法も説明していただき安心して服用させることができました。サプリメントも獣医さんよりご紹介がありました。
普段の体調をよくご存じの獣医さんにご相談されることをお勧めします。
新しい住まいでペットが落ち着く方法
人間にとっても引越し後の後片付けは大変ですが、引越しするペットにとっても周りの環境が一変する引越し先での落ち着きかたはどうすればよいのでしょう。
引越し荷物も運び入れてやっと一息というとこですが、可愛い家族であるペットの居場所をぜひ早めに確保してあげましょう。
引越しした当日や数日はまだまだ家の中は片付いていないと思いますが、ペットにとっては大変なストレスです。引越し前からケージなどを利用していればその中に入れてあげてください。
その後1日から2日はおそらく落ち着かないことでしょう、水は飲んでも食事を取れなくなるペットも多いです。
トイレの回数もかなり減る場合もあります。引越し前の同じトイレを利用してもこのようなことが起こります。
先にご紹介したとおり私は一度に猫を3匹引越しさせたことがあり、猫の性格にもよりますが意外に平気な猫もいます。
でも普段元気で良く鳴く子猫2匹は3日位ほとんど鳴かず部屋の片隅におかれた自分のベットの中でじっとしているだけでした。
引越しした新しい部屋や家の中を探検したり、ニオイをかいだりして徐々に慣れていきましたが普段と同じ食欲に戻るのに4日ほどかかりました。
同じペットベットで同じトイレ、気を遣って食事も同じお皿やクッション・敷物も全部引越し前と同じもので整えていても数日かかりました。
引越しでお忙しいとは思いますが、ペットが新しい新居に慣れるまではなるべく一緒に過ごしてあげることがペットにとって1番の安心になると思います。
人間にとってもペットにとってもストレスの少ない引越しをしたいものですね。
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